あらゆるポルノは視聴する・見てしまう成人や児童にとって、危険だと常に言われてきたことです。
それでも無視され、ポルノが氾濫し、ありとあらゆるポルノが行きつくところまで行きついてしまいました。ポルノが商品として商業利用されネットに氾濫した挙句、より過激な、より残酷な、より変態的なものが、常に新しい作品新しい被写体として大量に出回る結果となっています。
ごく最近やっと、ドーパミン中毒とともに危険視されZ世代をはじめとした若い世代から、自発的に避けることを勧める警告が多くなりましたが、脆弱な人が身を守るための基準を作るような法整備は遅々としています。
ポルノに汚染された世代は今もポルノを庇い、次世代にポルノを標準化させようとすらしています。
日本では薬物を嫌悪する国民性から薬物汚染は抑えてきましたが、ポルノ汚染はじゅうぶん国を弱体化させました。ポルノ大国、AV大国として国の評価を堕としただけでなく、ポルノの影響による根強い女性蔑視や性加害、性的ハラスメント体質が国力を下げている実態に目を向けず、ポルノの規制をすることができません。
ラディカルフェミニストたちから
ラディカルフェミニズムは早くからポルノと性売買を厳しく批判してきたため、預言者的であるとも言われています。
11:47~
「40年にわたる研究から、男子がポルノに接する年齢が若ければ若いほど、親密な関係を築く能力が制限され、レイプ被害者への共感力が低下し、うつや不安が増大し、さらには危険な性的行動に及ぶ可能性が高まることがわかっています。」

「ポルノグラフィを消費する少年や男性は、性的に攻撃的な行動をとる可能性が高く、レイプ神話を受け入れる可能性が高く、女性に対して有害な性的態度を抱く可能性が高い。」
ーゲイル・ダインズ (郡司真子氏による翻訳)
ゲイル・ダインズ博士(Dr. Gail Dines)
ポルノグラフィーが文化や社会、個人のアイデンティティに与える影響を長年研究している、著名なアメリカの社会学者およびラディカル・フェミニストの活動家です。
アンドレア・ドウォーキンもポルノに厳しい指摘をしていました。
アンドレア・ドウォーキン(Andrea Dworkin、1946年 – 2005年)
20世紀後半のアメリカを代表するラディカル・フェミニスト(急進的フェミニスト)であり、著述家、活動家です。
彼女は、女性に対する性暴力、ポルノグラフィ、売買春の撤廃を求めて生涯にわたり過激かつ情熱的に闘い続けました。その妥協のない姿勢は、支持者からは「預言者的な存在」と称賛され、批判者からは「男性嫌悪の極端主義者」と非難されるなど、フェミニズムの歴史の中で最も議論を呼んだ人物のひとりです。
「インターネットポルノ中毒」という書籍
ゲイリー・ウィルソン (Gary Wilson)
人間の病理学、解剖学、生理学を長年教えており、中毒と交配、絆の神経化学にずっと関心を持ってきた。2015年には性的健康進歩学会から、ポルノ中毒に関する傑出したメディア貢献と公共教育についてメディア賞を授与された。
2012年のTEDxトーク「大いなるポルノ実験」は900万回以上(只今1671万回)視聴され、18言語に翻訳されている。また強迫的なポルノ利用を理解し逆転させようとする人々のために、ウェブサイト Your Brain On Pornを創設。
https://www.yourbrainonporn.com/ja/
日本でも2021年『インターネットポルノ中毒 やめられない脳と中毒の科学』として出版された『Your Brain on Porn: Internet Pornography and the Emerging Science of Addiction』を執筆している。
ゲイリー・ウィルソン氏によるポルノの危険性の指摘は、宗教観や倫理的な意見ではなく、クリック或いはスワイプ一つで、新しい数多くのポルノにアクセスできてしまうインターネットの性質からポルノン危険性を提言しており、科学的かつ適切でした。にもかかわらず反発も多く、世界的な共有には時間がかかっています。
さらに最近ではドーパミン中毒への警鐘と並行して、若者たちが自らポルノの危険性に気が付き、ポルノを遠ざけるよう呼びかる発信が増えています。
Z世代から
イマン・ガジ(Iman Gadzhi)
2000年生まれのイギリス人起業家、デジタルマーケター、および教育系YouTuberです。SNSを活用したマーケティングエージェンシーの経営や、若手起業家向けのオンライン教育プラットフォームで大きな成功を収めています。
ソフトポルノの危険性
またイマン・ガジはソフトポルノの視聴もやめるように訴えています。ポルノ視聴をやめるには要因を排除すること。半裸の女の子が踊っているような動画や写真をTikTok、Instagramで見始めれば、アルゴリズムがさらに似たコンテンツを表示させ、それらはトリガーになる。
「ソフトポルノ」とは、日本で言う「グラビア」といったものでしょうか。
本来、人はだれかの半裸の姿や露出の高い姿を見ても、一方的に性的に見ることは、失礼なこと、変態的なことだと恥じたはずですが、SNSの連続的な視聴やグラビアを日常的に見ることで、認知が歪んでいくのでしょう。
ポルノ依存症とは
すでに多くの人、多くのコンテンツがポルノ依存症の危険性について唱えていますが、ここでは箇条書きに並べていきます。
ポルノに汚染されている男性は、第三者から見て明確です。認知が歪んでいます。
「男とはそういうもの」ではありません。ポルノを自発的に避けている男性がいて、ポルノに汚染されている男性がいます。
ポルノが子どもに与える影響
・性的危害を常態化
・女性に対する攻撃性を促進
・女性に対する否定的な態度や行動を形成
・親密な関係に影響
・依存症につながる可能性
ポルノ依存症とは ~ロバート・ジェンセンより
一人になる・人を避ける(罪悪感から?ポルノ視聴にいそがしいため?不安障害のため?)
人をジロジロ見る・窃視、のぞきに性的興奮をおぼえる
ポルノ視聴(での自慰)がやめられなくなる
常に目新しいポルノを求めるようになる
新しい刺激への渇望感がある
より過激な(変態的・残虐な)ポルノを求める
ポルノで見た行為を誰かで試してみたくなる
妄想から行動に起こそうとする(性犯罪にいたる)
正当化しようとする・罪悪感や恥がある
すべての女性を見下す・モノ化する/女性との情動的なつながりが持てない
目にしたすべての女性を人間として見るのをやめ、性の対象として見る
ポルノを思い浮かべないと性行為ができない
生身の女性との性交ができなくなりポルノでしか性的興奮を得られない
心的疾患の症状(集中力の欠如・うつ病・強迫的な噓・情緒不安定・各種不安障害)
怒りの爆発・衝動の抑制ができなくなる
勃起不全
(女性女児が)本来忌避する性的行動に積極的になったり受け入れてしまう
(女性女児が)セクハラを受け入れたり性加害を受け入れる、肛門性交を含む危険な性行為を受け入れる。
ロバート・ジェンセン(Robert Jensen)
テキサス大学オースティン校の元ジャーナリズム教授であり、社会活動家です。メディア法や政治を教える傍ら、ラディカル・フェミニズム、人種差別、環境問題などについて数多くの著作を発表しています。
2017 年の著書『家父長制の終焉: 男性のためのラディカル フェミニズム』で展開されたポルノと男らしさの批判に作品の多くを集中させてきた。
‘’私たちがどれだけコントロールを求めても、それらの感情は表面化します。多くの男性がポルノを使用することで報告する罪悪感や恥辱の多くは、宗教性や高潔さの結果ではなく、モノ化された女性の身体を快楽のために使用すること、つまりポルノの本質が、私たちがなりたい自分とは相容れないという認識の結果だと私は考えています。‘’


