性売買現場や店舗店員、発信者が狙われる殺傷事件
お金を貸していた、借金をしてまで店に通いこんだ…、そんな理由で女性が殺傷の対象になる事件が相次いでいます。
お金を借りて逃げていたのだから仕方がないと、加害者男性に同情する声も少なくありません。
痴情のもつれや男の純情のようなストーリーで語られがちですが、女性は仕事として向き合ってきたことにあまりに一方的な憎悪と身勝手な蛮行です。性売買の現場や女性が会話の相手をする飲食店で、愛想よくするのが商売なんだと本心と関係なく好意的な態度を要求してきたのは消費者である男たちです。それをわかっていてお金を出したり店に通って、自分の思い通りにならないからと憎悪するのは理不尽ですらあります。
多く性売買の店舗では、利用客へのアンケートや掲示板の書き込みを恐れて、自分の本心を出すことなどできず、どんな客にも愛想良くして指名が取れる=稼げるようになるシステムです。
過去、ホテルに派遣していた女性が殺傷された事件では、被害者女性への配慮のためか女性が性売買従事者であったことは伏せられてカップルの無理心中として報道されていた形跡もあります。
実際にはどれほどの女性がこの心中に同意したでしょうか。「無理心中」とは、男が性売買女性を殺害し、その後に男が自殺したという殺人事件に他ならないでしょう。
2026年6月神戸市福原の事件を受けて
神戸市の性風俗店で、男性客と女性従業員(33歳)が個室内で刺殺体で発見された事件について、一部で「インセルの悲しい恋物語」や「ガチ恋の悲劇」として語られる声があります。しかし、これは性風俗で起きた、力の支配と暴力による生命の侵害です。女性従業員は複数の刺し傷を負い、男性客がその後自ら命を絶った可能性が高いと報じられています。こうした出来事を「恋愛」や「個人的な悲劇」に還元することは、性風俗という場が抱える構造的な危険性、経済的・権力的な非対称性の中で『同意』が実質的に空洞化しやすい現実を見えにくくしてしまいます。この事件をフェミサイドとして抗議し、性風俗の禁止(買う側の規制と、売る側への包括的な出口支援)を真剣に検討することが、女性の命と尊厳を守るために必要ではないでしょうか。
郡司真子氏のポストより
男性客が女性従業員を刃物で刺し自殺図ったか…神戸・福原の風俗店、女性は首と胸に複数の傷

>28日午後9時55分頃、神戸市兵庫区福原町の風俗店で、従業員の女性(33)と30歳代くらいの客の男性が血を流して倒れているのが見つかった。2人とも刺し傷があり、いずれも搬送先の病院で死亡が確認された。男性の左胸には刃物が刺さった状態で、兵庫署は、男性が女性を刺した後、自殺を図ったとみている。
>発表では、店の個室内で、女性はソファに横たわり、首と胸に複数の刺し傷があった。男性はベッドにうつぶせで倒れていた。利用時間が過ぎていたため、男性従業員が部屋を確認して見つけた。同署は30日に司法解剖して死因を調べる。
>男性は2、3年前から店を複数回利用していたという。同署がトラブルの有無などについて調べる。
Yahoo!ニュース 2026年6月30日(火)
下に、これまでに起きた事件をあげていきます。(ほかに性売買の現場と報道されなかった事件も数多くあると思います。)
過去に性売買の現場など性売買当事者が殺傷された事件
2003年8月 吉原ソープランド殺人事件
32歳の女性従業員が50代の男性客から絞殺された事件。男性は他のソープの従業員だったが、上司から叱責されたのを機に店を辞め、女性キャストを道連れに死のうと思い、ネクタイで首を絞めた。
※「吉原」とは東京都台東区千束にある日本最大級のソープランド街を指します。
20年後の2023年でも同じ店舗で男性客が女性従業員を刺殺した事件が起き話題となりました。
吉原の高級風俗店で30代女性従業員が刺殺される…20年前にも同じ店で殺人事件「またあの店なのか」

2005年1月 姫路2女性殺害事件
兵庫県姫路市内の女性(23)と大阪市内に住む専門学校生(23)が今年1月から行方不明となり、同県相生市内の男性(39)が殺害し、バラバラにして山林や飾磨港に遺棄していた。
TはA、Bに対する殺人罪・死体損壊・死体遺棄罪で起訴された。裁判では以下の事実が明らかになった。Tは風俗店で、当時風俗嬢として働いていたAと知り合った。Tは「資産家の息子」の「ウエダ」を名乗り、Aと交際するようになった。交際当初、Aは度々Tに高級ブランド品を買うよう求め、Tもそれに応じていたが、すぐにお金が尽きてしまい、実際には資産家の息子ではないこともAに発覚してしまった。激昂したAは暴力団関係者であるAの伯父の力を笠に着て、Tに対して暴力を振るうようにもなった。 殺害時、偶然に居合わせたBも口封じのために殺害された。
Wikipedia 「姫路2女性殺害事件」より(2026年7月2日現在)

2015年7月 堺東ホテヘル嬢無理心中事件
被害者の女性が既婚者だったためか不倫カップルの無理心中とされた。
産経新聞の記事によりますと
男性は、堺市南区の派遣社員(49歳)で
女性は堺市北区のアルバイト(27歳) だそうです。
男性が女性の首を絞めて殺害後、
ホテルの部屋のドアノブで首をつった状態だったそう

2016年10月 東京バラバラ殺人事件
50歳の元エリート社員が60万の借金をカタに交際を続けようとしたデリヘル嬢24歳を殺害し川に流すためバラバラにした事件。
24歳の愛人を川に捨てるためバラバラに…「風俗店で働く女性」に恋をした“50歳のエリート会社員”の末路(2016年の事件)
文春オンライン 2024年11月

2021年6月 立川ホテル派遣型風俗嬢殺傷事件
19歳の男がホテル客室で接客中の女性(当時31)を刃物で刺して殺害。直後に近くの廊下で20代男性の腹部を刺し、全治3カ月の重傷を負わせたとされる。殺害された同女性は男から過去複数回接客を求められトラブルも起きていた。
男は支離滅裂な言い逃れをし責任能力がないと無罪を主張したことも話題に。


>被告の男は、事前に包丁を用意している。また、Aさんがホテルの一室に入室後、直ちに殺害に及ばず、予約通り性的サービスをうけようとした。犯行直前までAさんから性的サービスを受け、Aさんに挿入行為を断られるとすぐ引き下がり、Aさんから盗撮を指摘されたときも「消す」といって、自分の非を認める発言をした。
文春オンライン 2023/12/19
2025年5月 千葉県市原市派遣型風俗女性ハンマー殴打事件
無職35歳の男が自宅に呼んだ派遣型風俗の女性27歳をハンマーで複数回殴打した事件。

従業員女性や女性配信者・芸能活動女性が刺殺された事件
2009年8月 新橋ストーカー殺人事件(秋葉原耳かき店員殺人事件)
41歳男が耳かき専門店21歳女性従業員をストーカーし、女性自宅付近で女性と女性の祖母78歳を殺害した事件。

2010年9月 池袋出会いカフェ女子大生殺人事件
22歳女性が29歳住所不定無職の男に殺害された事件。二人は「出会いカフェ」で知り合った。ラブホテルで口論になり絞殺された。

2022年7月 地下アイドル殺人事件
地下アイドルをしていた女性18歳がファンの男37歳から殺害された。メイドカフェのイベントで知り合い、池袋のラブホテルで性交後絞殺。男は遺体にわいせつ行為や撮影をし、遺体を食べようとして頭部を切り分けていた。犯人は結婚していた時期もあり元妻にDVを行っていた。
2024年3月 熊本コンカフェ従業員3人刺傷事件
熊本のコスプレ飲食店で店長31歳が従業員女性から辞めたいといわれたことに腹を立てインターネットで「人を殺したい」と検索したり、量販店で包丁を購入。店内で、当時19~21歳の女性アルバイト3人の顔や腹などを包丁2本(刃渡り16.2センチ)で何度も刺し、約4週間から約3カ月の大けがをさせた。
2016年5月 小金井ストーカー殺人未遂事件
当時20歳だった大学生で音楽活動をしていた女性が、ファンの男37歳からSNSでストーカー行為を受け小金井のライブハウス会場で30回以上刺された事件。警察の度重なる不手際も話題になった。
2024年5月 新宿タワマン殺人事件
25歳のガールズバー経営者女性が52歳の男客から殺害された。
趣味の車とバイクを1600万で売って結婚しようとしていたことで加害男に同情する猟奇的意見が集まった。

2024年10月 新橋ガールズバー従業員刺殺事件
ガールズバー従業員の女性18歳を50歳の男性客が刺殺した事件。首や顔に36か所もの刺し傷
2025年3月 高田馬場女性配信者刺殺事件
女性配信者に金を貸した男44歳が高田馬場の路上配信中の女性22歳を刺殺した事件。刃物2本を持ち女性を待ち受け多数回刺した。こちらも加害者男性に同情する猟奇的な意見があがった。
55か所にもなる刺し傷、切り傷は陰部付近にもあると報じられ、女性の遺体を蹴ったともされる。

>最終的に55回もの刺創と、”女性器へも一突きする”というおぞましい惨劇
内外タイムズ 2027年7月1日


2025年7月 浜松ガールズバー2人刺殺事件
常連客41歳が店に乗り込み女性従業員26歳と27歳の2名を刺殺した事件。逃げる女性を「ククリナイフ」という刃が湾曲した刃物二本で襲撃し殺害した。背中など上半身に数十か所の刺し傷や擦り傷。

2025年8月 府中車内無理心中事件
東京都府中市住吉町マンション駐車場に停車した車に32歳職業不詳男性と19歳女性の遺体が発見された事件。女性が過去に働いていた飲食店(コンカフェの業態)に、男性が客として訪れたという。

ストーカーが店舗に勤める女性を狙って殺傷した事件
2026年3月 池袋ストーカー殺人事件(池袋ポケセン殺傷事件)
ポケモンセンターのレジカウンターで接客していた女性がストーカー化した元交際相手から殺害された犯人も自死した事件。2025年7月交際解消後警察から警告や接近禁止命令が出ていた。2025年12月ストーカー行為などにより逮捕され、2026年1月に略式起訴の上で釈放されていた。
女性はポケモンセンターで働くのが夢だった。女性がストーカー被害に遭っているならポケモンセンターで働かなければいいという意見も散見された。

女性を狙った無差別刺傷事件
2021年8月 小田急線無差別刺傷事件
走行中の小田急小田原線車内で、36歳の無職の男が牛刀を振り回し乗客を負傷させた事件。
逆手に持った牛刀で20歳の女子大生を執拗に追い重傷を負わせた。刺傷されたのは女性3人、男性1人で、標的にされた女子大学生以外の刺傷者は、男が振り回した刃物に当たって怪我をしたとされる。
調べに対し、「6年ほど前から幸せそうな女性を見ると殺してやりたいと思うようになった」と女性に対して強い殺意を持っていた旨の供述を繰り返した。
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